皮膚筋炎の症状と治療法

皮膚および筋肉を主な病変の場とする「皮膚筋炎」は、未だ原因がわかっていない病気です。身体に異常を感じたら、すぐに診察を受けましょう。



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皮膚筋炎の症状と治療法

皮膚筋炎の検査


数週から数カ月にわたって進行する筋力低下と診察時の神経学的所見(四肢近位、頚部屈筋の対称性筋力低下)に加え、次の諸検査が必要です。


1)血中逸脱筋肉酵素値の測定:筋肉が炎症により破壊されると筋奬内酵素や蛋白質が血液中にリークするため、これを測定することにより筋肉の炎症や破壊の程度を調べることができます。代表的なものはCK(クレアチンキナーゼ)やミオグロビンなどで、筋疾患を疑ったとき最初に検査します。


2)各種自己抗体や免疫異常に伴うマーカーの測定:多発筋炎の場合、特にJo-1抗体の陽性率が高い(10〜30%)との報告があります。


3)針筋電図:筋萎縮、筋力低下の性状(病気の元が筋肉自体にあるのか、それとも末梢神経あるいは脊髄にあるのかなど)を知るためにおこなわれます。


4)筋生検:骨格筋を少量採取し顕微鏡で直接炎症の有無を調べる筋生検と呼ばれる検査で、筋病理学的な種々の免疫組織化学的染色がなされ、診断の決め手となります。一度、副腎皮質ホルモンによる治療が開始されると、筋生検で炎症所見を見つけるのが難しくなります。


多発性筋炎の治療は長期にわたりますので、治療の開始の前に必ず筋生検を行うべきです。内臓悪性腫瘍の合併を調べる検査も必要です。


皮膚筋炎の症状と治療法

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